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LYCRA®NEWS

2008/04/03

ナイガイ『履くアパレル』のトレンドは?

ここ数年ヒットし続けているレギンス、カラータイツ、ラメ入りストッキング……。今やレッグウェアはおしゃれに欠かせないアイテム。ブームとともにバリエーションも拡大中。この春もレッグウェアを差し色にしたり、ポイント使いにした着こなしが楽しめそうだ。
伸縮性とフィット感が求められるストッキング、タイツ、レギンス類にライクラ®ファイバーは、もはや切っても切り離せない関係に。
今回は、レッグウェアのヒット商品を飛ばすデザイナー、株式会社ナイガイの土屋聡子さんに、足回りのトレンドやヒット商品開発の秘訣について伺った。

教えてくださったのはこの人!

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株式会社 ナイガイ レッグウェア事業部
商品部 企画室(靴下全品種) コーディネーター

土屋 聡子(つちやさとこ)さん

デザインのインスピレーション

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ファッショントレンドの流れと関連しているレッグウェアだけに、毎シーズンのコレクションはもちろんチェック。「婦人もののレッグウェアは“履くアパレル”だと考えているんです。私自身かなりの洋服好きで、やっぱりファッションから受ける影響が大きいですね。デパートは靴下売り場だけでなく館全体をくまなく見て回り、セレクト系のショップも網羅します。」現在、インポートの高級ブランドを愛用するなど、ファッション意識の高い30〜40台の女性向けの新ラインを開発中。「質の高い洋服に慣れ親しんだ女性が求める“優れた素材感や上質感のあるレッグウェア”を提案したい。そのためにもライクラ®ファイバーは必要不可欠です。素材はもちろん、技術的にもレベルの高いイタリアに製品工場を移して発信する予定です。ベーシックながら素材感に特長があり、ムードのあるレッグウェアを誕生させたいと奮闘しているので期待して下さい。」

この春のおすすめはコレ!

photoN-Platz Short Leggings×Ankret ラッセル裾柄6部丈レギンス M〜L3サイズ084-103 ¥2,940 同・ラッセルトップ柄アンクレット 23〜25cm 3084-108 ¥1,575

春夏のトレンドとして打ち出しているのは、膝下までのショート丈のカラーレギンスと同素材・同色のアンクレットソックスの組み合わせ。ショート丈ということで、アウターに合わせた時に見える部分が少ないため、鮮やかな色にも抵抗感なく挑戦できるのでは? 黒などの定番カラーはもちろんのこと、差し色としてカラーで遊んでほしい!
「流行のふんわりしたシルエットのワンピースにピンク、グリーン、シルバーやラメのレギンス&アンクレットソックスを合わせ、ヒールに安定感のあるストラップシューズで引き締める。新しいバランス感を楽しんでもらえるアイテムだと思います。」

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柄やラインストーンといったモチーフ使いがポイントのファンシープレーンストッキングは、パーティドレスに合わせるのが主流だった。けれども、これからは通勤着に合わせるのがおすすめ。
「今季はリボンやストーンなど、モチーフと生地の関係性にこだわって商品開発をしました。キレイでセクシーな脚もとを演出するため、より透明感や光沢感を追求したアイテムは、自信作です。」代表的なのが、一見プレーンパンストだがラメやキラキラ素材入りの商品。カラーバリエに乏しかった肌色のバリエーションが増えたことも画期的! 適度なサポート力と上品な光沢感が脚を美しく見せ、スーツスタイルを華やかに演出できる。
謝恩会やパーティシーンで差をつけるなら、初お目見えのシアー系レギンスや引き続き人気のニーハイソックスを。ミニドレスに合わせるととびきりキュート!

[写真右]
UNTITLED フローラル ジャガード ハイソックス 182-2326 23〜25サイズ ¥840
UNTITLED FANCY PLAIN ブライトラッセル164-1021 M〜L・L〜LLサイズ ¥1,050
UNTITLED DRESS ミニマルレース 10部丈レギンス 164〜2414 M〜Lサイズ ¥2,310

ストッキングの扱い方

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時代を経て進化しているとはいえ、まだまだストッキングはデリケートなもの。穴開きや伝線を防ぐため、履き方には注意が必要。

「立って履くと力の加減を誤り、勢いよく引き上げて破ってしまうことも。座って落ち着いて履くのが正解です。まず一方を足先部分に当たるところまでたぐりよせ、片足ずつ脚を入れます。膝まで入ったら立ち上がって丁寧にウエストまで。専用の手袋は使った方がベスト。お手入れする時は、1枚ずつ小さいネットに入れ、中性洗剤で手洗いを。洗濯機に入れる時はデリケートコースを選んで。劣化を防ぐため、足先を下にして干すといいですよ。」

イタリアこぼれ話

商品開発だけでなく買い付けも担当する土屋さんは度々イタリアを訪れる。最新のレッグウェアが揃うイタリア事情を教えてもらった。

「レッグウェアの長い歴史を持つイタリアには、靴下、ストッキング、タイツのそれぞれに専門店があるほど 。ディスプレイからしても日本とは全然違うんです。とにかく素材の種類が豊富で、完成度の高い商品が多い。というのもレッグウェアはファッションの一部であり、ウェアに合わせてチェンジするのは当たり前だから。消耗品というよりも長く愛用したいと思わせる“価値のある1足”が溢れているのが魅力ですね。」

ストッキングのしくみ

1970年代、ミニスカートブームの到来とともに、伸縮性のあるストレッチ素材ライクラ®ファイバー糸を使ったストッキングが脚光を浴びる。非常に繊細でガーターなしでは履けなかったこれまでのストッキングとは大きく異なる、丈夫で動きやすいストッキングの登場は、当時の女性達にとっては画期的な出来事だった。
このように、ストッキングは時代とともに進化し、ストレッチ素材が使われているのは当たり前になった。ところで、ストッキングには「ゾッキ」と「交編(こうへん)」という、2種類が存在するのはご存知?ゾッキは一種類の糸で編まれる生地で、フィット感、サポート力に優れていてファンデーション効果が高い。一方、交編は複数の糸を交互に組み合わせて編むため、生地に少し横縞が見えるのが特徴。ゾッキに比べて透明感が高く、タイツの場合は柄物に多く用いられている。

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各メーカーからは同じ商品のシリーズでもゾッキと交編の両方が作られ、売り場に並んでいるそう。お客様はその違いを詳しく知らなくても、好みははっきりと分かれていて、どちらか一方に決めると浮気をすることなく愛用し続ける人が多いとか。

脚をキレイに見せたい人はプレーンパンストを履くべし!

「プレーンパンストを造るのが一番好き」という土屋さん。「糸の撚(よ)り方、素材と機械選びなど、新しいプレーンパンストを開発するまでには時間がかかります。その分奥が深くて難しい。だからやりがいもひとしおなんです。女性の脚は膝の部分に年齢が出やすいので、生涯ナマ足で勝負するのはキツい。脚を美しく見せるためにはプレーンパンストは必需品です。透明感、サポート感、着脱感など女性が求める機能を満たし、どこまで美しい脚を見せる1足に近づけるか。その過程がいくら大変だとしても、自分の中に沸き上がる情熱には逆らえないんですよね。」
これからどんな新しいプレーンパンストが店頭に並ぶのか。この春夏は要チェック!