東レ・オペロンテックス株式会社

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LYCRA®NEWS

2009/01/20

30周年を迎えたフランドルのこだわり

『“良質な”企業』をモットーとするフランドルは、繊維メーカーとの新素材(食材)の開発や、縫製技術の研究(調理法)に携わることで、上質な洋服(新鮮でおいしい料理)をお客様に提供できると考え、“洋服を作る料理人”でありたいという。30周年を迎え、ハイクオリティな糸を使った記念アイテムや、特別プライスの商品を発売するなど、盛り上がった2008年。ますます積極的に活動を続けるフランドルに、徹底した素材へのこだわりなどについて伺った。

教えてくださったのはこの人!

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株式会社 フランドル 取締役副社長
営業本部長

加藤 嘉久(かとう よしひさ)さん

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株式会社 フランドル 専務取締役
営業副本部長 兼 第二事業部長

栗田 貴史(くりた たかふみ)さん

シルエットの追求

創業以来、“良質”にこだわり、妥協することなく洋服をつくり続けてきたフランドル。昔を知る人には懐かしく、今の若い世代には新鮮な、復刻版スタジャンなど、昨年は30周年を記念した数々の注目アイテムが発売された。

「スタジャンは本気でつくろうとすると、どうしてもコストがかかってしまう。ワッペンのデザインひとつとっても今の技術ではできない事が多く、昔の機械をさがすところからはじめるなど、復刻版スタジャンは細かいところにこだわってつくりました。リブ編みの使い方を工夫したり、コンパクトなシルエットにするなどして、今のスタイリングに落としても格好良く着られる1着に仕上げました」(栗田さん)

このように、フランドルの展開する全てのブランドでこだわっているのが、シルエットと仕立ての良さ。細身のシルエットが求められる今、洋服づくりに欠かせないのは上質な素材だという。

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ライクラ®ファイバーを使用したシャツ・パンツ。タイトなラインでも動きやすく、美しいシルエットに。

「最先端を行く上質な素材は国内から集まっていて、まだ世に出ていないものも多い。合成繊維はナチュラル感のあるものに近づいていますし、ポリウレタンにもさまざまな種類があり、どんどん進化している。中でもストレッチ素材、ライクラ®ファイバーの洋服に対する影響は大きかったと思います。細身になればなるほど動きづらくなるシャツやブラウスなど、快適な着心地とタイトで美しいシルエットを与えました」(栗田さん)

「伸縮性のあるストレッチ素材、ライクラ®ファイバーのデビューは画期的でした。
ライクラ®ファイバーを使うことにより、体の動きと連動した洋服の形状がつくられ、美しいボディコンシャスが表現できる。ライクラ®ファイバーの登場により、初めて機能がファッション化したのではないでしょうか」(加藤さん)

機能性とともに、美しいシルエットを生み出すストレッチ素材は、今やファッションにとってなくてはならない存在にまで発展している。

こだわりから生まれた素材とその機能

スキンケア加工やヒアルロン酸加工した糸を使ったニット、縫製機を一切使わない製品など、さまざまな繊維メーカーと新素材を開発しているフランドル。

社長自ら織物やニットの開発・製造現場へ出掛け、自分が納得するものしか使わないほど、素材には並々ならぬこだわりを持つ。こうした常に「良質」であろうとするその姿勢が周囲の共感を呼び、メーカーとの信頼関係によって新たな機能が生み出されている。

「ある意味哲学みたいなものでしょうね。そのおかげでしょうか、繊維メーカーとの信頼関係ができ、開発の段階から色々な話を持ってきていただくことが多いです。」(加藤さん)

30年にわたって一貫してきたファッション哲学が、イノベイティブでその時代を代表する美しいファッションを生み出していく。

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30周年を迎えた2008年はスペシャルな企画が目立った。
特別プライスの30th Anniversary ニットシリーズ『Wonderful knit』(30周年限定ニット)や、
アニバーサリープライス コートなどが発売された。
※上記商品にはライクラ®ファイバーは使用されていません。

ファッションの展望〜キャラクターの時代到来

「今の若い人はセンスが良くておしゃれが上手い。昔はブランドのネームバリューで買っていたけれど、今は洋服1点1点のクオリティやセンスの良さが選ぶ基準になっている。単品を組み合わせて自分らしさを表現するおしゃれを楽しんでいますよね。衣食住がある程度満たされ、いろいろなブランドが混在している今、ファッションの価値観は“所有”から“使用”にチェンジした。これからのファッションは、より個性が尊重される時代になるのでは? だからこそ、「いいものを買いやすい価格で、安心して買っていただける」をコンセプトに上質でコストパフォーマンスの高い洋服を提案していかなければ、と思います」(加藤さん)

フランドルが創立された’70年代はトラッド全盛期、百花繚乱の’80年代DCブランドブームを経て、グランジ、シンプル&ベーシック、ヒップホップ、スポーツテイスト、デニム旋風…… と’90年代以降はブームが細分化され、ファッションで個性をアピールする人がより目立つようになった。
この傾向が世紀をまたいでより深化。そして今、ファッションにも一人一人のキャラクターやパーソナリティーを大事にする、本質を求める時代がやってきたようだ。