プレスリリース・ニュース
2022/06/09
ポリウレタン弾性繊維(ライクラ®ファイバー)「グリーンタイプ」の拡販について
東レ・オペロンテックス(株)(本社:大阪市北区、社長:山地 修)は、かねてより保有しているリサイクル技術を用いて製造する、ポリウレタン
弾性繊維(ライクラ®ファイバー)「グリーンタイプ」を、2022年下期より拡販します。
1. 背景と狙い
- 日に日に地球環境問題に対する消費者の意識が高まる中、当社として環境保全・負荷低減に対してどのような取り組みをすべきか検討を重ねて
きました。その結果、「繊維to繊維」の水平リサイクルが、廃棄物の発生を最小限に止めるには最も望ましい方法と考え、それを推進するための取り組み「OPTグリーンプロジェクト」を開始することにしました。
- その第1弾として、工場内で発生し、廃棄対象となるロス糸を原料の一部に使用したライクラ®ファイバーを、2022年下期から「グリーンタイプ」として拡販することを決定しました。このリサイクル技術は、従来から一部品種に活用していましたが、今後は全品種に展開していきます。
- これにより、幅広い繊度・タイプにてリサイクル原料使用品を提供できるようになり、お客様からの多様なニーズに応えられるようになります。
- 当社は今後も、「繊維to繊維」の水平リサイクルをさらに拡充し、廃棄物発生の最小化に向けた取り組みを推進し、循環型社会の構築に貢献して
いきます。将来的には、自社工場以外で発生するロス生地等についても、リサイクルすることを視野に入れています。
2.ライクラ®ファイバー 「グリーンタイプ」の概要
用途 |
アパレル、資材、衛材など全用途 |
展開繊度 |
全繊度 |
特長 |
- 当社工場で発生し、廃棄対象となるロス糸を原料の一部として使用。
- 製品性能は従来品と同等。
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その他 |
- ご要望あれば、当社発行の「リサイクル原料使用証明書」を提供。
- 「グリーンタイプ」であることが一目でわかるように、ケースラベルのデザインを従来のものから変更。
- ハングタグの供給も計画中。
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3.今後の展開
第2弾として、お客様の工場にて発生し、廃棄対象となるロス糸・生地のプレコンシューマリサイクルを予定しており、最終的には、
使用済最終製品のポストコンシューマリサイクルも視野に入れています。既に開発を進めており、それらに関する特許出願を完了しました。
本リリースに関するお問い合わせ先
東レ・オペロンテックス(株) ライクラ営業部
(報道関係) |
グローバルオペレーション&マーケティング課 |
TEL : 06-6448-6571(担当:平野) |
(お客様) |
ライクラ営業部 アパレル素材課
ライクラ営業部 生活資材課 |
TEL : 06-6448-6562
TEL : 06-6448-6531 |
- ライクラ®(LYCRA®)は The LYCRA Company の商標です。
以上
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