2024/06/11
東レ・オペロンテックス(株)(本社:大阪市北区、社長:山地 修)は、このたび、環境配慮型素材のブランドである「グリーンタイプ®」に、新たにバイオ由来原料を含む新商品を追加し、2024年7月より販売開始することになりましたのでお知らせします。
当社は、サステナブルなものづくりを実現するための取り組みである「GREEN PROJECT」を推進しています。「企業としての責任」「製造工程における環境負荷の低減」「未来を守る持続可能な開発」を実践した商品を、環境配慮型素材「グリーンタイプ®」として販売しておりますが、この度、初めてバイオ由来原料を含む商品を、新たにラインアップに加えることになりました。
新商品の名称は「ライクラ®T-926Cファイバー」で、バイオ由来原料含有に加え、衣服の着用快適性を向上させる「ソフトストレッチ」という機能も併せ持ち、「ライクラ®T-906Cファイバー」の後継商品となります。その詳細は下記の通りです。
記
1. 商品名称 : 「ライクラ®T-926Cファイバー」
2. 商品特長 :
(1) | 原料の一部にバイオ由来原料を使用 |
(2) | 低ヒステリシスの伸縮特性 一般にポリウレタン弾性繊維の応力は、伸びるときよりも縮むときの方が小さくなる 傾向にあります。この伸縮時の応力の差は「ヒステリシス」と呼ばれ、衣類の着心地、動きやすさに大きく関わります。「ライクラ®T-926Cファイバー」は、このヒステリシスをできるだけ小さく抑えるように開発されたポリウレタン弾性繊維です。 |
(3) | 少ない残留歪み ポリウレタン弾性繊維は、伸縮を繰り返し、再び元の状態に戻しても僅かに最初の長さに戻りきらない性質があり、この戻りきらない部分を「残留歪み」と呼んでいます。 「ライクラ®T-926Cファイバー」は、この残留歪みが小さく、たるみにくい特性を備えています。 |
(4) | 良好な着用感 ポリウレタン弾性繊維が小さい力でもソフトに伸び、素早く元の状態に戻る性質を備えていると、衣類にも着用時につっぱらず、たるまず、体の動きによく追従する性質が備わります。「ライクラ®T-926Cファイバー」を使用した衣服は、体の姿勢を変えても着圧変化が小さいので、他の伸縮繊維を使用した衣類よりも着心地が良くなります。 |
(5) | 優れた熱セット性 「ライクラ®T-906Cファイバー」と比較して、約5℃低い温度でセットでき、生地加工時の電力量および二酸化炭素排出量の削減に寄与します。また、組み合わせる素材の風合いを生かしたモノづくりや、裁断、縫製時に問題となるカーリングの抑制を実現します。 |
これを皮切りに、バイオ由来原料を含む商品の種類を増やしていき、またその混率を徐々に上げていく予定にしています。引き続き、「GREEN PROJECT」を推進し、地球環境負荷低減への貢献を果たしてまいります。
以上
東レ・オペロンテックス(株) ライクラ営業部
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